誕生日

今日は、ねずみの誕生日です。

昨日、認知症の父の受診があり、
ずっと一緒だったのですが、
今日が12月21日ということを
何回も聞いてきたけれど、
その口から、ただの一度も
「明日は君の誕生日だね。」という言葉は
ありませんでした。
そればかりか、来月は自分の誕生日で、
86歳になるという話ばかり。
「ずいぶん長生きしたもんだ。」と
自分大好きな父らしい話を何回も何回も
繰り返して聞かされました。

元々、母が覚えてくれていて、
必ず電話をくれていただけのこと。
そう、この人は元々家族には興味がないんだ、と思ったり、
認知症だから仕方ないね、と思ったりするものの、
やっぱり産みの親から誕生日を忘れられるということは、
嬉しいものではなく。

でも、今朝は連れねずみから、
おめでとうの言葉を貰い、
思いもかけず、子ねずみ兄からも、
プレゼントを貰いました。
昨日、子ねずみ兄が帰宅が遅かったのは、
帰りに私へのプレゼントを買ってくれてたそうで。
(連れねずみから聞きました)
息子は思春期になってからは、
まるで母の誕生日など関心がなく、
男の子だから、そんなもんだろう、と私も思っていましたが、
今年は、自分から用意したようで、
それが何より嬉しかったです。

神様。
私が年をとって、認知症になったとしても、
子ども達や夫の誕生日を忘れてしまいませんように。
どうぞ、その記憶力だけは、
残しておいてください。