娘、医者に語る。

大晦日の日。
娘が自転車ごと、こけました。
それから、背中が痛いと散々言います。
お正月三が日の様子を見ていると、
余り大したことはなさそうですが、
肋骨にヒビでも入ったか?と思い、
整形外科に行きました。

「あのね、どこが痛いですかって聞かれたら、
ちゃんと自分で言うのですよ。」
と待合室にて、事前学習。
「きちんと、はっきり言いなさいね。」
娘、うんうんとうなづきます。

いよいよ診察です。
お医者さまは、背中のあちこちを指で押して
「痛い?」と聞いてくれます。
そのたびに「痛くないです。」
と答える娘。
先生、首をかしげました。
「息をすると痛い?」
「痛くないです。」
「寝がえりをすると痛い?」
「痛くないです。」
と、ここで、娘が一気にしゃべりだしました。
「押しても、息をしても、
寝がえりをしても、痛くないんですが、
ジャンプをすると痛いんですよね。
ジャンプをすると、痛いんですよねっ。」
身振り手ぶりの表現がつく、力説ぶり。
先生、大笑い、なさいました。
・・・穴があったら、入りたい・・・。

レントゲンの結果、
なんともない事が判明。
先生、笑いながら娘におっしゃいました。
「ジャンプしても痛いと思うけど、
2週間は我慢してね。」