ドクターストップ

小学校5年生の息子。
1年前に踵が痛いと訴えました。
整形外科の先生に診てもらったところ、
シーバー病との診断。

それから、ずっと騙しだまし
運動や野球をやってきましたが、
ついに先日、全校遠足の後、
「踵が痛くて歩けない」と言い、
横になって寝てしまいました。

びっこを引いていても、いつもは
「ダイジョウブ、ダイジョウブ」という息子。
これはただ事ではない、と連れねずみが言い、
整形外科に連れていったところ、
ついに野球はドクターストップ。
出来ればやめなさい、とのお達しでした。
走り方が変なのも、
靴が変にすり減るのも、
全部、踵が痛かったのね。
とにかく、いつも痛いから、
そんなものなのか、と頑張っていたんだね。
かばっている足首にも
炎症が広がっている様子でした。

バカ息子。
母は涙が出そうでした。
「大好きな野球、やめられる?」と聞くと、
「痛いのを我慢しなくて済むから。」
と本当にホッとした顔をしました。
そんなに痛かったのなら、
ちゃんと言えばいいのに、
といいかけた言葉を飲み込みました。

頑張ると決めたら、
頑張ってしまう、そういうバカ息子だってことは、
母が一番よく知っていますから。
もっとよく見てやれば良かったと
反省するねずみでした。