とりにく

おとといの夕食はシチュー。
中には、子ども達の大好きな
とり肉が入っています。

ぱくぱくとぱくつきながら、
息子が突然、聞きました。
「ねぇ、今日のとり肉って何の鳥?」
・・・。
「にわとり、だよ。」
「へぇ、珍しいね。」

珍しい?
珍しい・・かな?

「いつものとり肉って何さ?」
「え、ハトでしょ。」

えええーっ。
息子、とり肉と言えばハトだと思ってた様子。
「だって、ニワトリみたいな毛むくじゃらのトリ、
食べるところ、なさそうじゃん。」

ああ、恥ずかしい。
こういう常識を教えていない母がいけないのか。
どこで、どう間違って覚えたのか。
はたまた、自由な発想の持ち主なのか。

しかしながら、
反抗期の息子、まだまだ反論します。

「大体、何の鳥か表示してないから、いけないんだよ。」
・・・それは、そうだけど。
大抵はニワトリなんだから。

「魚だって、何の魚か表示してあるじゃん。」
・・・ムムム。
だからって、アンタ、ハトって思いこまなくても・・。

その日から
ハトを見ると、なんだか食料に見えてしまう
ねずみなのでした・・。