ホスピス

昨夜、眠れなくて、
テレビをつけたら、
NHKの「プロフェッショナル」という番組を
やっていました。
各方面の仕事のプロを紹介するというもの。

昨日は、東京山谷のドヤ街で、
身寄りのない方ばかりのホスピスを
運営している女性の生き様でした。

世の中、こんな大変な仕事を
あんな素敵な笑顔でやっていらっしゃる方がいるのだな、と
身の引き締まる思いがしました。
「今まで一人で孤独だった方々が、
色々あったし、辛い事ばっかりだったけど、
ちょっとはいい人生だった、と最後に思えるといいな。」
と、語っておられたのがとても印象的でした。

入所されている方は
まだまだ60才くらいなのに、
皆さん、深いしわが沢山刻まれていて、
今までの苦労がしのばれました。
さらに病と闘いながら、お亡くなりになっていくとのこと。
ドキュメントの中でも、
「ありがとう」を絶対言わなかった方が
最後に「ありがとう」と言って亡くなって行かれました。

人が生きるって、何でしょう。
人は、必ず母から生まれて来て、
子どもの時代があった訳で。
母として、人としてどうあるべきか、
しみじみと考えさせられた番組でした。