そして、静かに跳んだ

おととい、息子がやけに神妙な顔をして
学校から帰宅しました。
こういうときは、何かあります。

「・・・大変なことになりました」
と、まじめな顔をしてランドセルも下ろさず、
校帽もかぶったまま、
直立不動で切り出しました。
「なに？」
心の中は、バックバク。
まさか、誰かにケガをさせた？
もしかして、教科書をなくした？
それとも、学校の何かを壊した？

息子「・・階段から跳びました」
私「？(そんなこと、いつもやってるじゃん←心の声)」
息子「で、こけました」
私「！？(骨でも折れたか？)」
息子「つまり・・」
私「つまり？」
息子「とても・・とても痛いんです」
　　　　　　んん？
私「ちょっと話が飲み込めないんですが、
階段でこけたら、そりゃ痛いですが？」
息子「整形外科につれてってください」

ははーん。
かなり痛いんですね。
そして階段は跳ぶなといわれていたのを
覚えていたんですね。
おりしも先週の生活目標は
「廊下階段は静かに歩きましょう」でした。

「先週の生活目標は、
廊下階段は静かに歩きましょう、だったよね。
もう、今週は忘れたの？」
とあきれて聞くと、
くそまじめなまま、答えました。

「いいえ、静かに跳んだんですが、失敗したのです。」

ヤレヤレ。

とりあえず、息子はじん帯が伸びただけで
済みました。