シャーペン

中学生になった子ねずみ兄。
シャープペンシルを使い始めました。

「こりゃあ、便利。」と
鉛筆しか使ったことのなかった兄、
もっぱらシャーペンばかりを
使うようになりました。

と、何日もしないうちに、
芯を入れる蓋がなくなり、
ペンシルの先がなくなり、
クリップがなくなり、
滑り止めがなくなり、
見る影もないシャーペンとなってしまいます。

「アンタ、シャーペン食べてるの?
ママなんて、一本のシャーペンが
いつまででも、そのままだったよっ!」
と言うと、
子ねずみ兄、ノンビリと答えました。

「うーん。
大丈夫みたいだよ。
ちゃんと消化してる。」

・・・・。
そこじゃないっ!
と、あきれた母なのでした・・。