子ねずみ兄の先輩達②

フラフラ先輩と一緒に帰った次の日。
今度は定時にご帰宅。

「今日は○○先輩と一緒じゃなかったの?」
と聞いた私に、
いたずらっぽい笑いを見せた子ねずみ兄。
「いや、今日も一緒だったよ。
でも、今日は3人だったんだ。
1人、途中で帰った先輩のマンションの階段に、
○○先輩(フラフラ先輩)が
何故か登り始めたから、
『○○先輩、さようならっ!』
って叫んで、先に帰った来たんだ。」

つまり、先輩を置き去りにしたって訳ね。
「そんなことして、大丈夫なの?」と聞いた私に
スイカにかぶりつきながら、
子ねずみ兄が言いました。

「付き合ってられないさ。」

子ねずみ兄にも、見放された
○○先輩なのでした・・。