里親さん

先日、子ねずみ妹の小学校で、
里親さんをなさっている方の
お話を聞くことがありました。

里親さんって、
親ごさんに代わって
長い間お子さんをお育てになるのかと
思っていましたが、
そうでもなく、お正月だけ、とか、
春休みだけ、とか、1週間、
一泊二日、なんていうケースもあるんだそうです。

事情があって、親ごさんや、
ご親戚が育てられないから、
里親さんがいらっしゃる訳ですが、
そりが合わないこともあるようでした。
転々といろんなところを
回る子ども達の事を思うと、
胸の中に、ずんと重たい物が
沈んでいくようでした。

出会っても、一切連絡もない子どもも沢山いて、
かと思うと、実子と変わりないという子どももいる、
とおっしゃる里親さん。

全ての子ども達に、
温かい存在の大人がいて欲しい。
限りなく寂しくなった時、
思い出せる大人がいて欲しい。
それが生きている人でも、
もう天に召された人であっても。
祈るような気持ちで
里親さんのお話を聞き続けたねずみでした。