田舎の電車

郷里の山口からの帰り道。

母の入院する病院から、
最寄り駅までタクシーに乗ろうとしたところ、
タクシーの運転手さんが
「電車止まってますが、大丈夫ですか？」
と聞いて下さいました。
結局、そのままタクシーで
空港まで連れていって頂く事に。

道々、運転手さんがおっしゃるには、
「電車が止まることは珍しくないんですよ～。」
とのこと。
なんでも、信号の点検や、
ちっとも雨が降っていない大雨警報でも、
止まってしまうのだそう。

「でも、ですねぇ。」
と運転手さんが笑っておっしゃいます。
「いつか、踏切が全部閉まっちゃって
開かなかったことがありまして。
これには困りました。
どこの道を通っても、どの踏切も閉まってて
線路が越えられないんですよ～。」
それはそれは。

「ま、東京みたいに、
ニュースにもなりませんし。
電車止まったら、昼まで止まったままですしねぇ。」

電車が止まったのは予定外でしたが、
楽しいタクシーの運転手さんとの
会話が楽しめた帰り道でした。