リカちゃんキャッスルへの旅・二日目その①

翌朝。
「外が明るいなぁ・・」と目が覚めて
時計を見たら、まだ4時でした。
子ねずみ妹も、すっかり目を覚まし、
それはそれは美しい日の出を拝めました。

8時発のローカル線に乗り、
揺られること1時間。
美しい小川や、牛小屋、田園風景に
心癒されながら、つくづくと思いました。
この美しい自然の村がある福島には、
人々が帰れない村があるのだ・・と。
流れてゆく穏やかで、素敵な風景の中に、
限りない悲しさと、
やり場のない怒りを覚えました。

村上春樹さんが言っておられました。
「私達は核を持たない、と
戦争の後、決意するべきだった。」と。

何が正しくて、何が間違っていたのか、
私にはわかりません。
でも、今、この美しい村の中には、
誰もすめなくなった村があるのだ、という事実に
私たちは、
これからの決意を持つべきだと思いました。