かき氷

真っ白な雪の地面に、
氷みつをかけて食べるのが
小さいころからの夢でした。

大人になって、
スキー場にこっそり
氷みつとスプーンを持って行き、
やってみたものの、
みつが氷状の雪に吸い込まれ、
思っていたよりまずかったのは
もう20年前の思い出。

土曜日の夜、
しんしんと積もる雪の帰り道、
いたずら心がむくむくと・・。
帰宅して、子ども達を誘い、
夜も遅い中、氷みつとスプーンを
ポケットにしのばせ・・・レッツトライ!

おほほほほ。
衛生的にはオススメできない代物ですが、
もう、笑うしかない美味しさ。
子ども達は
「こんなにおいしいかき氷食べたことない!」
と叫んでいました。
口に入れたとたん、
ふわ~っと溶ける口当たり。
空からの贈り物。

45年ぶりの大雪。
一生に一度のかき氷。
いつまでも覚えてくれているといいな、
と思った冬の夜でした。