弁当

子ねずみ達は、
この春から2人ともお弁当。
ねずみは5時に起きて、
毎朝、せっせと弁当を作っております。

何回か作ったねずみ
「お弁当の量とか大丈夫?」
と要望を聞いてみることにしました。

子ねずみ兄「量とかは大丈夫なんだけど・・。」
ねずみ「けど?」
兄「ご飯をナナメに入れるのは止めてくれない?」
ねずみ「ナナメ?」
兄「うん、ご飯がナナメに入れてあるからさ。
上にのっかったシラスがこぼれて食べにくい。」

ナナメにねぇ。
ワタシ、そんなにいい加減に詰めてたっけ?
そりゃすまないねぇ、と言いかけて
ハタと気がつきました。

君、そりゃ、君が弁当箱を
横にして持って行くからだよ。

私が器用にナナメにご飯をつめていると
思っていた子ねずみ兄なのでした。