ルノアール

昨夜、子ねずみ妹と
オルセー美術館展に行きました。
オルセー美術館展と言えども、
展示は、ほぼルノアール。

連れねずみは「ルノアールの描く肌が赤くて嫌い。」と
言い、行かなかったので、
再びねずみと子ねずみ妹のお出かけ。
展示品が有名なので、夜間開館とはいえ、
さすがに、たくさんの人がおられました。

ルノアール。
私も裸婦像のイメージがあったのですが、
今回の展示はルノアールの生涯に沿って、
それはそれは、たくさんの作品がありました。
人物画、静物画、風景画・・。
どれも、構図、色彩が素晴らしく、
あぁ、やっぱりルノアールは凄いな、と思いました。

絵画ばかりではなく、実際に
ルノアールが晩年に描いている
実写ファルムが上映されていました。
リウマチに冒され、手も拘縮し、
歩くことすら出来ない姿で、
筆を指の間に挟み、腕ごと懸命に動かしていました。
その古い古いフィルムから、
「僕は絵画職人だ」と言っていた
ルノアールの職人魂を見たように思いました。

いつの時代も、
魂をかけて作ったものは、素晴らしいな・・と
つくづくと尊敬の念を抱いたねずみなのでした。