よさこいソーラン

四年生の息子。
野球が好きといいながら、
家では、素振りもピッチング練習もしません。
ちょっと行っていた朝練も、既に行く様子はなく、
朝はプロ野球ニュースをゆっくりご堪能。

そんな息子が運動会で、
「よさこいソーラン」という踊りを踊ることになりました。
「そーらん、そーらん、あ、どっこいしょ、どっこいしょー」と
毎日、家で練習をはじめました。
結構ハードな踊りらしく、
足を踏ん張って、網を引く動作を繰り返し、
家でも、汗がダラダラ。

夜。
絵本のよみきかせも終わり、明かりは消え、
三人で川の字になって横になり、
静かに目を閉じて・・・。
と、何か起き上がる気配。
ワタシの腕枕で寝ていた娘が
ささやきました。
「ママ、お兄ちゃん、踊ってる。」
振り返らず、精一杯後ろの様子を伺うと、
そこには暗い中、網を引く小学生の姿・・・。
「いいから、目を開けちゃ駄目よ」
とささやき返し、寝たフリをしました。
だって、起きたと知ったら絶対
「そーらん、そーらん、あ、どっこしょー、どっこいしょー」
という音声が付くに決まってます。

・・アンタ、野球よりソーラン節のほうが、
絶対むいてるよ。