たった20年

昨日、幼稚園のボランティアに行きました。
未就園の子どもを、幼稚園に遊びに連れてきたおばあちゃんから、
「お宅は、はさみは何歳から使わせましたか」と
聞かれたことがきっかけで、
いろいろとお話をさせて頂きました。

娘さんが出産の為に外に出られないので、
お孫さんを遊びにつれて来られたとのことで、
息子さんと娘さんが一人ずついらっしゃるとの事。

「長い人生の中で、子ども達と、たった20年しか
一緒には暮らせなかったって知ってたら、
もっとゆっくり、きちんと向き合っていたのにね。」と
おっしゃいました。
「あなたも今を大切にしてね。」と
笑っておっしゃってくださいました。
何だか、ゆっくりゆっくり、
その言葉は、私の胸の奥深くに沈んでいきました。

息子は来年10才。
20才でうちを出て行くなら、
もう半分は過ぎてしまったのだな・・・と思いました。
まだまだ子どもと思っているけれど、
実はもう、かなり巣立ちの時に近づいているのかも。

巣立ちの時に、引き止めたりはしたくない。
だからこそ、大切な時を過ごしたいな、と
そう、思いました。
もう、十分一緒に過ごしたね、って言って
笑って旅たたせられるように。

ありがとう、おばあちゃん。
その言葉、大切にします。