太宰がいっぱい

子ねずみ妹と、東京芸術大学の卒業作品展に
行って参りました。

子ねずみ妹、美術を学ぷ身としては、
回りに芸大を目指す人がたくさんいて、
たびたび「芸大受けないの?」聞かれることも
しばしばあるようです。

うちからは、芸大が一番近く、
学費のことも考えると、芸大進学は
たいへん有り難いことなのですが、
「皆がどうして芸大を受けたがるのか、さっぱりわからん」
とは、子ねずみ妹の弁。
芸大の卒展を見れば「わぁ、すごーい!」
「芸大もいいねー!」となるのではないか、というねずみの下心。
で、二人で出かけて参りました。

結果。
「・・・・・・よう、わからん。」
何か病んでいるようにしか見えない作品(特に院生)
他の美大でも、まぁ、あるな、という作品(学部生)
個々の作品のクオリティは確かに高い。
技術も素晴らしいと思われ。
作品の大きさも大きくて迫力もある。
でも、強烈な印象にある作品の奥に見えるものは「謎」
ねずみの中に残った気持ちは
「ここでいいのか?!」
まぁ、芸術を解さないねずみですからなぁ・・。

で、肝心の子ねずみ妹の感想はと言えば・・
「太宰(治)がいっぱいだね~。」

進路は子ねずみ妹の決定に任せようと思っておりますが、
しかしながら、芸大に行きたいと言われたら、
「むむむ」と思ってしまうかも・・と思った
芸大の卒展なのでした・・。