プロトタイプ(試作品)

子ねずみ妹、美大のプロダクトデザインを専攻しています。

さて、皆様。
プロダクトデザインというと、何を思い浮かべられますか?
直訳すると「工業製品」ということなのですが、
その範囲は多岐に渡り、
製品そのもののデザインだけではなく、
包装や、ブランドイメージ、宣伝や販促にまで及びます。
そこには、コンセプトだったり、ポリシーだったりが求められ、
ただただ、可愛かったり、便利だったりというものでもなく、
物を生み出すということの本髄を求められます。

そして!何より大変なのが!
プロトタイプ(試作品)の作成です。

ねずみは、デザインって、考えるだけなのかと思っていました。
デザインはデザイナー、作るのは工場だったり、職人だったり。
でも、物を作る、デザインする以上、
本当に出来るものでなくては、なりません。
そ・こ・で!!
学生は実際にプロトタイプを作るということになります。
(プロになれば、外注するのだと思いますが)

チョコレート製品だったら、チョコレートを。
木のおもちゃだったら、大きな木を。
雑貨だったら、プラスチックだの、布だの、様々な素材を。
素材を調達するところから始まり、
調べて、考えて、削って、切って、型を作って、貼って。
あるときは、すべて手で。
あるときは、レーザーカッターで。
あるときは、3Dプリンターで。
知識も技術もないのに、先生に聞き、調べ、とにかくやってみる。
そして、やり直しの連続。

はぁぁぁぁぁ。
ホントに大変です。
ひとつの課題が大体1か月~2か月。
そのサイクルの中で、すべてを終えなくてはなりません。
物を作れば、次に待っているのは、
プレゼンシートや、作図、指示書の作成。

物を作るって大変なんだな。とつくづく思います。

今回のプロトタイプ作成は、
ねずみも手伝いました。
(一人ですべてやらなくてはならないということはありません)
子ねずみ妹、昼間は学校に行っているので、
続きの作業を子ねずみ妹と一緒に深夜まで行うという感じ。
1週間それが続き、やっと終わりました。
まだ明らかにすることが出来ないのが残念なのですが、
今回は、なかなかに可愛いバック3色でした。

来週からは新しい素材だそう。
なんでも「デザイン100本ノック」なるものが待っているとのこと。
いやいや、大変なプロダクトデザイン専攻です。