昔々の人々に想いを馳せる

子ねずみ妹の大学、9月初めから後期授業が始まりました。
最初の1~2週間はお試しじゃないですが、
履修してみて履修を取りやめてもヨシという期間。

「どうしようかな~」と迷う子ねずみ妹。
彼女は選択授業をとりまくっています。
理由はただ一つ「面白そうだから。」
しかし、それが彼女の首を絞めていることも多々。
授業を受ければ、レポートや課題が絶対ある。

今回も一つ、1限開催の授業で迷っていました。
「朝、早いからな~。これとっちゃうと授業が終日連続になるし。」
「でも、併設の美術館の昔の織物とか、見せてくれるみたいなのよ。
それってなかなか見られる機会ないからな~。」
と迷う事しきり。

そして、最初のほうの授業を受けて、ねずみに見せてくれた写真。
何百年も前の敷物や、着物と思われるもの。
それはエジプトの王墓から発掘された代物。

そこには、年月の経過によって擦り切れた糸や、
半分しか残っていない状態の布ながら、
はっきりとした柄や文様が見られました。

保温や防備といった実用的なこととは関係がないけれど、
昔の人もやっぱり布のデザインをしたんだな~と思うと、
感慨深いものがありました。
ちょっと面白い表情の人だったり、花だったり。
そう、それこそが人間の文化、創造だよなぁ・・と。
また、織り方や使っている糸も、大変に興味深いものでした。

んー。
これは面白い。
毎回、何かそういう所蔵物を見せてくれるんだそうで。
子ねずみ妹の大学は、日本の大学で唯一、織物や染色の専攻がある大学。
併設美術館の染織コレクションは国内最大級のコレクションなんだそうです。
そのうち日本の昔の生地や、古い文様、織りも
見られるのではないかなぁ・・ワクワク。

もう、自分が受講したいよ・・と思ったねずみなのでした。