サンタさん

小学一年の娘。
何やら、ぶつぶつ独り言。
「うーんとぉ、サンタさんにはお人形をお願いして、
お年玉で、グミが出来るおもちゃを買おうかなー。」
計画性のお有りになること。

隣で小学四年の兄が突然言いました。
「ねぇねぇ、ママ。
サンタさんがママって事、ないよねぇ。」
どきっ。
ついに真実を知る時が、やってきたか!?
しかし、そこは役者ねずみ。
「ないない。クリスマスにお年玉、
ママがやってたら破産する。」と、手を振ってかわしました。
娘が横で憤慨しています。
「ママがサンタな訳ないじゃん。
ママにはひげもないし。
サンタさんって男なんだよっ。
ママには○○ついてないっ。」
と、お下品なことをいいながら、猛抗議。

「そうじゃなくてさぁぁ。」
息子、のんびりと弁明します。
「サンタさんは外国の人でしょう。
それでプレゼントを届けるのは大変だから、
替わりにママがこっそりプレゼント買ったり、
おいといたりしてるのかなって思っただけ。
ほら、サンタさんに頼まれてサ。」
ふと、気付いた顔をして、
「あー、でも、ママ英語はしゃべれないかー。」

よかった。
自分で謎を解決してくれて。

・・・まだしばらくは、サンタさん、活躍出来そうです。