キャベツ

子ねずみ兄。
六年生の食欲で、大好物の肉や
魚をもりもり召し上がります。
ただし、キャベツの千切りや、
野菜の煮物は、後回し。

母「煮物も、キャベツも食べなさいよ。」
兄「あ、うん。」
母「さては、結構、お腹一杯なんでしょう?」
兄「えへへへ。」
母「入らないなら、キャベツはいいから、
野菜の煮物は食べなさいよ。」
兄「あ、うん。」

そう言ったのに、
何故か、キャベツの千切りから
わしゃわしゃ食べだしました。
「キャベツは残してイインダヨ。」
と言うと、子ねずみ兄、
「だって、キャベツは胃が膨れるって言うからね。」
・・・・??
「いやいや、だから食べなくっていいってば。」
「胃が膨れたら、まだまだ一杯食べれるからね。」
・・・・!!

おいおい、何か間違ってませんか?
結局、山もりの千切りキャベツも、
野菜の煮物も、きれいに平らげた息子でした・・。