幸せの種

父の病気は膀胱ガンでした。
検査を経て、手術することになりました。
短期記憶のない父に
手術の話はなかなか覚えられず、
先が思いやられます。

先週末は母の納骨と
三回忌を済ませました。
お骨がまだお墓に入っていないことも、
忘れていた父でした。

三回忌の前の日に、
母の弟が亡くなった知らせがあり、
急きょ京都に移動して、お葬式に出ました。
まだ65才の若さでの急逝で、
叔母や従姉の悲しみには、
本当に胸の痛い想いを致しました。

人間って、
病気になったり、
記憶をなくしていったり、
そして、大切な人を遺して亡くなってしまうけれど、
どうやって生き、
何を大切にしてきたかで、
こんなにも違う生き物なのか、
と思わされることが多いこの頃です。

もう人生も半ばを過ぎたねずみ。
小さな幸せの種を
大切に大切にして生きていきたいな、と思う
ねずみなのでした。