憎むは人の業ならず

昨日、娘と話をしていたら
娘が言いました。

「ヒットラーって、子どもの頃ユダヤ人の人に
お金を貸してもらえなかったお母さんが
かわいそうで、ユダヤ人を恨むようになったの。
だから、世界中のテロを起こす人や人を殺す人も、
何かの悲しみや、恨みが心の中にあって、
それが断ち切れないまま、生きているんだと思う。」

そして続けて言いました。

「私も、私に嫌な事を言う人がいても、
その怒りはぶつけないで、私の中で
断ち切る事にしているの。
美術は、どんな嫌な事も
それを基として、表現が出来るから、
嫌な事、辛い事でも、それは表現のプラスになる。
だから、美術が好き。」

大切な命が、テロ組織に殺された日。
娘の言葉が心に響きました。
亡くなった方は、ツイッターで
「憎むは人の業ならず」と言っていたそうです。

ご冥福を心よりお祈りいたします。
そして、いつか
世界中の人が悲しみや恨みから解放されることを、
平和で温かい世の中になることを強く祈ります。