子ねずみ兄

高校二年生の子ねずみ兄の高校で、
学園祭がありました。

今一つ体調が優れなかったのですが、
吹奏楽部の演奏があるというので、
見に行きました。

あー、なんだか、
大きくなって。
とても私の手の届かないところに
行ってしまったよう。
家では、だらんとしていますが、
外では一生懸命なんだな、と感じ、
それがまた、なんとも。
親から離れていこうとしているということを
ひしひしと感じました。

今、子ねずみ兄は、
極端に家にいる時間が減っていて、
余計にそう思うのかも知れません。

この後、親ってどうすればいいのかな。
今までは、いろいろと考え、
寄り添って、話を聞いて、
ご飯を作って、
でも、それが要らなくなった時、
親ってどうすればいいんだろう。

ふと、立ち止まったら、
これからの子どもとの関わりが、
何も解っていない自分に
気がついたねずみでした。