アルカイックスマイル

子ねずみ兄が、予備校が辞められなかった件。
もう、すっかり怒りも収まったねずみなのですが。

怒り心頭だった私とは対照的に、
夫の連れねずみは、
終始、穏やかに対応。

「だって、予備校もさ、
儲けないとダメな訳だし。
息子が一人辞めるのは、絶対避けたい訳よ。
向こうは本部に怒られるんだろうし。
彼ら(担当助手の大学生)は、ただのバイトで、
マニュアル通りにやってるだけ。
彼らに退会の決定権はないの。
だから、まぁ、そう、怒らずに。」

仏のねずみだわ~。

夫婦して予備校に乗り込んだとき、
連れねずみは何をしていたかというと、
私の隣で「アルカイックスマイル」を浮かべていたんだそうな。
連れねずみいわく、
「それが一番怖いハズ。」

ねずみが、だらだらにょろーんと寝転んでいると、
優しいアルカイックスマイルを向ける連れねずみ。
もしかして、これって一番怖かったのかも、
と心中そっと思ったねずみでした。