コミケ

夏のコミックマーケット。(コミケ)
それは、国際展示場を全て借り切って行われる一大イベント。
日本中から、たくさんの人が集まり、
始発電車の乗車率200パーセントにしてしまうイベント。
初日の参加者12万人。
ある県の全人口と同じ数の人が集まってしまうほどのイベント。

それだけに過酷(笑)

今年は、子ねずみ兄が受験だし、
子ねずみ妹も、さほど気になるブースもないので、
行かないでいこうかな、と言っていたのですが、
3日前になり、子ねずみ妹がそわそわ、そわそわ。
「あぁ、大好きな歌い手さんが、
コミケで自主CDを委託販売するのですって。
でも、100枚だけの手焼きCDだから、
手に入らないかもしれないし、でも、聞いてみたいし・・。」

「でも、これを逃したら、もう、一生聞けないし。
始発で行ってみようかな・・。」

でも、始発200パーセントの電車に
1人でのれる自信もなく。
始発駅は、自宅からタクシーで15分はかかる駅。

ということで、仕方ありませんな。
人生は一度きりであります。
家族皆様の執事ねずみと、4時前起きで、
コミケ92初日に行ってまいりました。
満員の電車に乗ると子ねずみ妹は背が低く危険。
そして、ねずみも、体力に近頃とんと自信がない。
ということで、タクシーを予約。
あまり推奨されない方法なのですが、
子ねずみ妹がつぶれるのは避けなくては。
その代わり、臨時降車場もしっかり調べて、
違反や、迷惑にならない時間と場所で降りました。
(徹夜、深夜の来場は禁止されています。
タクシーの降車場も決められています。)

待機場は、海のそば。とても広い駐車場。
こんなに早く出かけたのは何年ぶりでしょう。
若いころ、よく早朝や夜釣りに出かけて、
朝の潮の匂いと風を感じたものですが、
子どもが生まれてからは、それはなくなりました。
久しぶりの広い広い空と海。
空も、海も、穏やかで、懐かしくて爽やかでした。

今年は暑くなくて、霧雨がずっと降っていて、
本当に楽。
待ち時間の5時間も、さほど長く感じませんでした。

それにしても、いつも思うのは、
あの大量の人が押し寄せる割に、
待機の列も人も、おとなしくルールを守ること。
若い人が大半ですが、秩序が乱れることはありません。
途中聴覚障害の方が困っておられた場面もあったのですが、
ちゃんと隣の若者が助けていました。
こういう場面を見れると、心が安心します。

お目当てのCDも買えて、
子ねずみ兄へのお土産も買い、
たった40分で会場を後にした、ねずみ親子でしたが、
若者文化をちょっぴり楽しんだ、
おばちゃんねずみなのでした。