15の夜

最近、夏休みの美術課題で、
とにかく毎日何時間も
葉っぱを描き続けている子ねずみ妹。

最近15才の誕生日を迎えました。
「15才ってバイクを盗んで走り出す年ごろなんだよね~」
「いつから、ぐれるのかな~」
とからかうと、
もはや、絵の描きすぎでオカシクなっている子ねずみ妹。
「もう、ぐれてやる!」
と言い出しました。

ワクワク。
「ねぇねぇ。どんな風にぐれるのかな?」と聞くと、
子ねずみ妹が言いました。

「4と6と9が付く日はぐれる日だから、その日に駄菓子屋に行く」
「そして、4のつく日はココアシガレット、6のつく日はサイダーシガレット、
9のつく日は、いちごシガレットを買う!」
「それも『おばちゃーん、これ、くれよ~』とぐれて言いながら買う!」
「そして、『のんある気分』と『よっちゃんいか』をやりながら、
ココアシガレットでプカプカやる。」

・・・子ねずみ妹よ。
なんか、それ、ダサくないか・・・?
まるで、中年の親父が、タバコとビールと裂きイカで一杯やってるような・・。

「で、4と6と9がつかない日は何するの?」と聞くと
再び子ねずみ妹が言いました。
「ぐれる準備。イカ焼いたり、タコ焼いたり、ガーリックで焼いて、
オリーブオイルとトマトと・・」

・・・もはや、それ、三分間クッキング・・・?
なんだか、楽しそうな「15の夜」なのでありました。