突き破る

我が家の近くには、バスが3路線走っています。
つまり、バス停があちこちにあります。

昨日、子ねずみ妹がイベントに行くと言い出しました。
で、朝、バスの時刻を調べて、
一人で出かけたはいいのですが、
ふと「アレ?バス停、知ってたっけ?」と不安になりました。
子ねずみ妹の乗るバス停は、
マンションの裏口から出る方向。

出かけてすぐだったので、裏口が見える
ベランダから、下を見たら姿がありません。
「やっぱり間違えたかっ?」と焦って、
表玄関の見える部屋に行って、窓から見ましたが、
こちらにも姿がありません。
「いったいどこへ!?」

子ねずみ妹が乗るバスは、
特殊な路線なので、一時間に3本しかありません。
焦るねずみ。

再び、ベランダで違う方向を見ようと、
突進しました。
先ほどベランダから戻ったときに、
開けっ放しにしていたと思っていたのが間違い。
なんと、網戸が閉まっていて、
思い切り網戸を突き破り、ベランダにダイブ。
足首が折れたかと思いました。

「もう、娘を見ることはできない・・」
転がったまま、ベランダで息をつくのが精いっぱい。
連れねずみを呼ぼうと思いましたが、
隣のおうちの窓も開いているらしく、
お隣の声が聞こえてきます。
「むむむ・・・これは助けを呼べない。」
なんとか、部屋に戻ったものの、
そのまま転がって、しばらく悶絶。
痛みが落ち着いてから、廊下を這って連れねずみの部屋へ・・。

幸い、足は折れてはいませんでしたが、
捻挫したようで、1日腫れて傷みました。
で、今日は身体のあちこちが痛いです。

肝心の子ねずみ妹。
表玄関から出たものの、間違いに気が付き、
ちゃんとバス停にたどり着いていたようです。
50歳を越えて、網戸を突き破るとは思いもせず。
なんともまぁ、そそっかしいねずみなのでした。