煮洗い

子ねずみ兄のバイトシーズンを前に、
ねずみには頭の痛いことが。
それは、洗濯。

子ねずみ兄のバイトの制服は、Tシャツ。
店のマークが袖に印刷された、真っ白なTシャツ。
何枚かありますが、一年近く使っていると、
どれも黄ばんだり、シミがついたり。
というのも、子ねずみ兄の勤めるカキ氷屋さんは、
氷蜜が全て果物を大量に使ったところ。
仕込みをしたり、蜜をかけたり、
それはもう、すごいシミになるのであります。
加えて、絞れば出てきそうな汗に濡れて、
絶対にコレは捨てるでしょ、ってほどのひどい有様。
漂白しても、手洗いしても、
落ちないこのシミと黄ばみが、悩みの種でした。

子ねずみ兄いわく、
LLサイズは、白しかなく、
しかも枚数が少ないので、追加で貰えない。
エプロンで隠れるので、なんとかなる、と言っていたのですが、
なんとかならないか調べてみて、
「煮洗い」にたどり着きました。

以前から布巾などの「煮洗い」は知っていましたが、
料理鍋と混同するのが嫌で、やったことはありませんでした。
でも、ここは背に腹は代えられない。
古い鍋をダメにすること覚悟で、
粉せっけんと酸素系漂白剤で、煮る事30分。

なんと!!
なんとびっくり!!
ひどいシミが全部消えて真っ白に!!
それはもう、驚き。
子ねずみ兄も、連れねずみも、
「これは、すごい。こんなに落ちるの!?」と感動の嵐。
そうなると、何もかも煮たくなる(笑)
そして、それが楽しい!!

天気が芳しくない東京ですが、
白い綿シャツや、タオルを煮ては干すという
洗濯ババアと化したねずみなのでした・・。