父の老い

このところ、めっきり老いた父。

昨日は、お医者さまに許可をいただいた日本酒を持って
老人ホームにいる父に会いに行ってきたのですが、
私の顔が良く見えないと言ってきました。

スマホの画面で子ねずみ達の画像を見せると
「これはアンタの息子」と言いましたので、
近くは見えているようですが、
私の顔はボンヤリしか見えない、と言っています。

父は来年90才にしては、
補聴器も必要なく、入れ歯も部分入れ歯で、
眼鏡も必要のない人だったのですが、
ついに老いが進んできたようです。

帰り際、相談員さんに「よく目が見えないようです。」と伝えましたら、
「そんなことはない。」と、これまた発言に一貫性がないのですが、
私を見る顔つきが少し変なので(凝視する)
良く見えていないのは確かだと思います。

人間は、ちゃんと老いに向かう。
これは父に限らず、私もそう。
今できることは、いつまでも出来る事ではない、ということを
感謝しながら生きようと思った施設訪問でした。