何もかも真っ白に(笑)

子ねずみ妹は美術大学に通学中。
入学以来、いろいろな素材を学ぶ実技をやっています。

最初はスタイロフォーム。
何を作るにしても、最初にそれで大体のスケールや、
形を作り出すんだそうな。
自分の作るものを他人に説明するとき、
図面や言葉では難しく、そういうもので形にして、
相手に伝達するというシロモノ。
確かに、それは解りやすいです。

次は木材。既存のしゃもじをトレースして、
同じ形を削り出すというものでした。
設計図の作成から、切り出し、削り、着色、プレゼンボード。
ほ~。物ってこうやって作られていくのね~と興味深い。
先生は、サッと表面を撫でただけで
「うーん、ここのカーブ、0.5ミリ薄いかな~。」と見極められる
神の手を持っているんだそう(笑)

次は、クリップケース。
デザイン、設計から始まり、作成、プレゼンボードまで。
本来ならば1枚の木材を使用するところ、
授業がオンラインに変更になる場合も考慮し、
小さな木材ダイスを張り合わせて、それを削るというもの。

工房には削る機械があるのですが、
やはり授業だけでは間に合わない。
こだわりの子ねずみ妹は、
どんな課題も、やり直すことがしばしば。
こちらも、当然のように、木材ダイスを他店で購入し、
自宅で作り直すことになりました。

しかし!
削る機械がない!
子ねずみ妹は金やすり、紙やすりを駆使していましたが、
それでは、らちが明かない!
ということで、グラインダーという電動やすりを
近所のホームセンターにて購入。
いざ、リビングに新聞紙をひいて削らん!!

いやいやいや。
素人って怖いです。
ああいう工具をリビングで使っちゃダメです。
まずは音が凄いです。
短時間ですが、かなりの音がしました。
(お隣さん、ごめんなさい。)
そして、何より、何より・・・
木くずが粉となり、一面に舞うんです。
新聞紙を引いてもダメです。
だって、本棚も仏壇もカウンターも、
本当に何もかも真っ白になるんです。

お気に入りのブロガーさんが、
お風呂のリフォームをなさった後、
掃除が大変だったといっておられましたのを思い出しました。
それはそれは、我が家も大変な有様に。
リビングだけではなく、
グラインダーを使った子ねずみ妹も真っ白なら、
側にいた私も真っ白(笑)

しかしながら、課題は無事に出来上がり、
出来が良かったのか、しばらく大学に展示されることになりました。

と、ここまでが夏休み前のお話。
夏休み後の課題がまた大変でしたが、
こちらはまた後日にお話しします♪
お楽しみに。