猿島

今週から、子ねずみ妹の大学は大学祭です。
でも、このご時世でオンライン開催となり、
学生はやることがありません。
つまり、休講なのであります。

夏休みも忙しかった子ねずみ妹。
お休みらしいことがしたい、と言い出しました。
「どこかに1日かけて行きたい~。海を見に行くとか~。
温泉に入るとか~。」
緊急事態宣言も解除になったことだし、
何より新規感染者が10万人に3人といった割合になったことだし、
お出かけしてみようか、ということになりました。

何も情報を持っていないねずみと子ねずみ妹。
ネットで「関東日帰り観光」と入力したところ
「横須賀 猿島 無人島」と出てきました。
無人島!?
関東に無人島?
これは惹かれる。
ということで早速リサーチ。

猿島は東京湾に浮かぶ小さな小さな島なんだそうで。
しかも、手つかずの自然が残るとともに、
昔の砲台跡や弾薬庫後の美しい煉瓦壁に、
蔦や藻が茂り「ラピュタの島」と言われるほどなんだそう。
これはこれは、行ってみたい。
横須賀から船で10分。
アクセスも悪くありません。

早速、電車に飛び乗り、行ってまいりました。
平日ということもあり、人はまばら。
寒い日になりそう、とのことで、ヒートテックを着こんで、
コートもしっかり持ちました。
お天気はバッチリ美しい青空が広がっています。

横須賀中央駅から歩くこと15分、
桟橋から船で10分。
猿島は本当にありました。
そして、ガイドの通り、煉瓦が大変美しく、
海もとっても綺麗で、小さな小さな島でしたが、とても素敵な場所でした。
しかし・・・暑かった。
煉瓦トンネルや、弾薬庫の辺りはヒンヤリ気持ち良く、
神秘的な様相でしたが、
海に出ると遮るものがなく、ただひたすら暑い。
ヒートテックを着てきたことを後悔しました。

でも、海を見るのが大好きな子ねずみ妹とねずみ。
ゴツゴツの岩場に鳥のように座り、
見知らぬおじいさんが魚を釣り上げたり、
コンテナを山のように積んで進んでいく大きな大きな船を
のんびりおしゃべりしながら、ただただ見ていました。
それはそれは、素敵な時間。

島では、釣り竿の貸し出しもあるそうです。
地元の方による45分のガイドツアーもあり、
さかんに皆さんを誘っておられました。
今度、そういうのに参加するのも楽しいかも。

1日のんびりするつもりでしたが、
とにかく暑かったのと、後から来た学生団体さんらしき方々と
帰りの船が一緒になると混雑するので、
お昼をいただいて、ほどなく本土に(笑)戻りました。

東京湾に浮かぶ猿島。
東京とは違う時間が流れている素敵な場所です。
機会があれば、是非お出かけください。