何も残らないのかも知れないけれど

このところ、本業の家事や雑事が忙しいです。
余り「忙しい」という言葉を使うのが好きではないのですが、
でも、もう「忙しい」と言わざるを得ない感じ。

子ねずみ達の学校が始まり、
子ねずみ兄が後期に突入して時間割が変更になったこと。
子ねずみ妹が平日や週末にバイトを入れ出したこと。
子ねずみ妹の学祭が近く、作品の展示の段取りが忙しいこと。
・・・全部子ねずみにまつわる事じゃないか!!

そうなんです。
子ねずみ達の色々な事は、子ねずみ達がやればいいのですが、
朝の出かける時間、帰る時間がバラバラなので、
その都度、食事の支度をしなくてはならなくて、これが結構大変です。
ねずみ達が一堂に会さないので、鍋などの料理にすることが難しく、
いつも単品の組み合わせになります。
で、魚などは焼き立てを出してやりたいとなると
魚のグリルは3回に分けて焼くことになったり、
揚げ物はその都度揚げることにになり、
・・・食堂のおばちゃんやん!!

子ねずみ達には、22時を過ぎたら
「お母さん食堂は閉店」と言ってあるのですが、
その頃はスーパーのお惣菜も、ほぼ売り切れで、
コンビニ弁当を毎回、というわけにもいかず。
しかも、ふいに遅くなったりするので、
用意してあるおかずがあり、
それを出すとなると、またまた手がかかり・・。

いやいや、大学生(とか専門学校生)って、
もう、うちにはいない、とか、うちでご飯は食べない、とか
サークルが、とかじゃないの?
と思うけれど、子ねずみ達はキッチリうちで召し上がります。

と、ここまで散々愚痴を書きましたが、
子ねずみ達がいつも感謝してくれるのはありがたく、
そして「美味しい美味しい」と言ってワフワフ食べてくれるのは、
見ていて、とても嬉しいです。
じゃぁ、やりがいがあるか、と言われると、
もう、体力がついていかないことも多く、
夕方になるとヘロヘロで、へなちょこねずみと化すことも多いんです。

家族の食事を作る、家事をすることで1日が終わってしまうと、
「何も残るような事をしなかった・・」と落ち込むこともあります。
家事って、金銭の対価も発生しないし、
奉仕や義務みたいなところもあって、心の落としどころが難しいです。
でも、いつかこの時間を懐かしむ時が来るのかも。
そして、心のどこかでは、
懐かしまないまま、この世を旅立つほうがシアワセってことも
あるのかも、などと思ったりします。

でもね・・ひとつだけ。
ミシンの前に座る時間と気力がありません。
子ねずみ達が小学生の頃、彼らが大きくなったら、
きっと暇で暇で、ドール服を作る時間がたくさんできる!と信じて
頑張って来ましたが、まだ、その時は訪れる事なく・・。
いや!いつかきっとそんな日が来る!!
きっと来ると信じて、今日も頑張ります。