ありがとうございました。

あと4時間ほどで、2022年が終わろうとしています。
毎年1年が経つのは早いと思うのですが、
今年に限っては、とても長かったように思います。

子ねずみ兄が新しい学校に通い出したこと。
子ねずみ妹がさらに忙しくなったこと。
そして、父が亡くなったこと。

父が亡くなるまでの色々な事もそうですが、
亡くなってからも、たくさんのガラクタの中を
かき分けながら歩く、そんな感じでした。
事務的な大変さもさることながら、
ねずみの中に渦巻く、様々な気持ち、後悔、想い、
ふとしたことで顔を出す思い出、
そんなことを胸に秘めたまま、
家族の中の役割を果たすことは、
案外と辛く、重たく、しんどいことでした。

でも、時間は確実に過ぎ、
時がねずみをゆっくりと包み、
少しずつ、前へと運んでくれる、そんな実感も感じました。

何も言わないドール達や、優しい手触りの布達、
カタカタカタと変わることのない音を立てるミシン、
そして、楽しいお話をしてくれるツイッターのフォロワーさん、
変わらない穏やかな日常があると教えてくれるブログの方々。
イベントでねずみの仕立てやに立ち寄ってくださった方々の笑顔、
お客様の優しい温かいメール、
黙ったことの多いHPを変わらず訪れてくださる皆様、
リアルでお茶をしてくれる友人や、
そして、大切な家族。
一瞬に過ぎる風、きらめく光、流れる雲。
その全部全部が、ねずみを癒してくれて、
悲しい思い出や、辛い経験からパンチを食らっても、
また、歩き出そうと立ち上がる力をくれました。

本当に 心からのありがとうを
すべての人、モノ、事に。

父も母も亡くなって、次は自分の番だなと本能的に思います。
この感覚は父が生きている時はないものでした。
命は巡り、次は自分が空に還る番だと。
だからこそ、来年は新しい気持ちで年を迎えたいと思います。

皆様に、幸せが限りなく降り続きますように。
世界中の戦いが終わりを告げますように。

さようなら2022年

どうぞ、皆様よいお年をお迎えください。