日本の良さ

子ねずみ妹から「海外に行ってみたい。」と話があったのは、
もう6月に入った頃でした。
本当は、ねずみと一緒に行きたかったようですが、
ねずみは体力に自信がなく、トイレも近いので
海外旅行は遠慮させて貰いました。
(海外はトイレ探しが大変らしいです)

行先はゴッホやルーベンス、フェルメールの故郷
オランダ・ベルギー。
美術館にたくさん寄る素敵なコースに1人だけ空きがあり、
勢いのまま申し込みました。

実は、子ねずみ妹、一人で旅行したこともなければ、
一人で宿泊したこともありません。
朝はいつもねずみに起こされ、
長い髪も、ねずみが結っていたので、
こんな娘が一人部屋で海外旅行なんて出来るのだろうか?と
不安に思う事しきり。
しかし、可愛い子には旅をざせろ、だよ!と自分に言い聞かせ、
思い切っていかせることにしました。

実は、彼女が高校三年生の時に、
学校から研修でパリに行くことになっていて、
パスポートは取得済。
半年間の事前学習も済ませ、準備万端のところへコロナ禍になり、
パリ研修はあえなく中止になってしまいました。
それもあって「行きたい」となったのだと思います。

出発までいろいろありましたが、
とにもかくにも、子ねずみ妹、無事に飛び立ち、
そして無事に帰国致しました。
とても楽しかったようで、同行の方々にも可愛がっていただき、
たくさんの素敵な街や、絵画を観て、
チョコレートの箱とミッフィーちゃんを抱えて帰国しました。

帰国して、しみじみと言う事には、
「オランダやベルギーも良かったのだけれど、
逆に日本の良さも、良くわかった。」とのこと。
日本の街並み、安全性、住みやすさ。
違う国を見たからこそ、解る自国の良さ。

そう、日本はとても美しい国。
普段当たり前の景色も、日本らしい良さがたくさんあります。
水も出てくるし、街には、ごみも落ちていない。
そして清潔なトイレ(笑)
自分が生まれた国が良い国だと思う事から、
自分に国を大切にすることが始まると思います。

子ねずみ妹、
実際に訪れた国の素敵な部分を吸収したとともに、
日本の良さも学んだ海外旅行だったようです。